018-874-7166 Web予約

言語障害について

言語障害は大きく「構音障害」と「失語症」に分けられます。
構音障害は、言葉を正しく発音するのが難しくなる状態です。例えば、特定の音がうまく言えない、言葉がはっきりしないことなどがあります。原因は、口や舌、のどの筋肉や神経の問題で、発声や発音に影響を及ぼします。特に子どもに見られることが多いですが、大人でも脳卒中や外傷によって生じることがあります。

失語症は、言葉そのものの理解や使用が難しくなる状態です。これは、脳の言語を司る部分に損傷が起きた場合に発生し、話す、聞く、読む、書くといった言語全般に影響を及ぼします。失語症の人は、言葉がうまく出てこなかったり、他人の話を理解するのが難しかったりします。主な原因は脳卒中や頭部外傷などです。

構音障害が発音の問題に焦点を当てているのに対し、失語症は言葉の理解や使用そのものに関わる問題を指します。どちらもコミュニケーションに大きな影響を与えるため、適切な診断と治療が重要です。